初心者でも簡単!自分でトートバッグを染める方法
最終更新日:2024.11.12
ショップには多彩なトートバッグが販売されていますが、ほかにはない自分だけのバッグがあったら素敵ですよね。また、お気に入りのトートバッグが色褪せたり汚れたりして「もう捨てるしかないのかな……」と悩んでいませんか?
そんなときは、自分で染めて世界に一つだけしかないカラーを作ってみましょう!
この記事では、初心者でも自宅で簡単にできるトートバッグの染め方「コーヒー染め」のやり方をレクチャーします。
トートバッグを染める時に使える染料の種類
トートバッグが染められる染料は、大きく分けて次の3種類です。材料のほとんどは、スーパーや100円均一ショップなどで手に入ります。
カラフルな化学染料
市販の既製品で最もよく用いられている化学染料。石油などが原料で、素材を選ばずカラフルで鮮やかな発色で、色持ちもよいのが特徴です。染料の質が均一なので、複数のモノを染めても統一感のある仕上がりになります。
初心者でも簡単にできるコーヒーや紅茶
どのご家庭にもある、コーヒーや紅茶を使った染色方法です。染料にするのは豆・茶葉のほか、抽出後の出し殻や使用済みのティーバッグでもOK。染色後の色味は、淡く自然なムラ感のある、アンティーク調のくすみカラーになります。ベージュや茶系の色に染まるため、シミや黄ばみが付いた衣類の染め直しにもぴったりです。
コーヒーで染める準備
ここからは、コーヒー染めのやり方を説明します。複雑な手順は一切ないので、初心者の方やご自宅で手軽に染められる方法を探している場合はぜひ試してみてください。
染められる素材のトートバッグ
コーヒーでの染色もしくは染め直しには、綿素材をはじめとする無地の天然素材適しています。トートバッグによくある生地でいうと、次の素材が代表例です。
● コットン
● キャンバス
● ポリキャンバス
よりしっかりと発色させなら綿100%のコットンやキャンバス、淡いカラーリングにしたいときはポリキャンバスなどの化学繊維が混ざった生地がおすすめです。
トートバッグの形はお好みでOKですが、生地が重なる部分の少ないマチなしタイプなどのほうが全体をきれいに染められます。
材料
コーヒー染めの染料液を作るときは、以下の材料が必要です。
● インスタントコーヒー
● 牛乳
● ミョウバン
インスタントコーヒー
染料の原料はどんなものでも構いませんが、今回は手に入りやすいインスタントコーヒーを使います。使用量の目安は、お湯2リットルに対し、インスタントコーヒー大さじ3杯程度です。
牛乳
牛乳は水と混ぜ、染色前の下準備用の浸透液を作ります。浸透液はなくても染められますが、発色をきれいにしたいなら使用をおすすめします。なお牛乳の代わりに、豆乳を使ってもOKです。
ミョウバン
染料の定着と色落ち防止のため、ミョウバンを使った媒染液を使います。ミョウバンは薬局・ドラッグストアやホームセンターのほか、一部の100円均一ショップやネットショッピングでも入手可能です。ミョウバンが手に入らないときは、塩でも代用できます。
道具
「コーヒー染めの作業を始める前に、次の3つの道具を準備してください。
● 大きめの鍋
● トング
● バケツ
大きめの鍋
鍋は染色液の作成およびトートバッグの煮出し・つけ置きに使います。トートバッグ全体が染色液にしっかり浸かるよう、大きめの鍋がよいでしょう。
トング
トングは、トートバッグを浸した液を混ぜたり、終了後に取り出したりする際に必要です。
バケツ
バケツは染色後、ミョウバンに漬け込む際に使用する道具です。もしくは、大きめのタライを用意しましょう。
実際にトートバッグを染めてみよう!
続いて、実際にコーヒーを使ったトートバッグの染め方を説明していきます。
トートバッグを染める手順
コーヒー染めの基本的なやり方は、下準備も含め次の10ステップです。
1. 鍋に水と牛乳を1:1の割合で入れて混ぜ、浸透液を作る
2. 下準備用の液にトートバッグを浸し、約1時間おく
3. トートバッグを取り出して硬く絞り、陰干しで完全に乾かす
4. 鍋にお湯を沸かしてコーヒーを溶かして染色液を作って沸騰させる
5. 染色液にトートバッグを浸して10分ほど煮る
6. 火を消し、色が染まるまでそのままおいておく
7. トートバッグが染まったら鍋から取り出す
8. バケツに水を入れ、ミョウバンを溶かして媒染液を作る
9. 媒染液にトートバッグを浸し、30分〜1時間ほどおく
10. トートバッグをバケツから取り出して濯ぎ、完全に乾かす
新品のトートバッグを染めるときは、のりづけしてあるため、下準備の最初に水で予洗いして落とす工程が必要です。浸透液や染色液は、トートバッグがひたひたに浸かる量を作りましょう。
下準備や染色液に浸している最中は、定期的にトングでかき混ぜることムラになりづらくなります。媒染にミョウバンではなく塩を使う場合は、工程6のあと、鍋に少量をそのまま投入してください。
なお濯ぎで色が落ち着くため、少し濃いくらいがちょうどいい染まり具合です。また染色液に浸す際、あらかじめトートバッグをたたんだりひねったりしておくと、染めムラが柄のようになってより個性的な仕上がりになりますよ。
濃い色に染めたいときのコツ
豆の種類にもよりますが、コーヒー染めは比較的淡い発色となる染色方法です。濃い色に染めたいときは、次の方法を試してみてください。
● 煮染めを数回繰り返し行う
● つける時間を長くする
● コーヒーの粉の量を増やす
煮染めを数回繰り返し行う
トートバッグをコーヒーで煮る回数を増やすことで、色味が濃くなっていきます。また使用中、洗濯などで色落ちしてきたときも、煮染めを繰り返すとよいでしょう。
つける時間を長くする
煮染め後、放置時間を長く取れば、より濃い色に染まっていきます。しっかりと浸しておくことで、好みの濃さにできるはずです。
コーヒーの粉の量を増やす
コーヒーの粉の使用量を目安より多く入れると、そのぶん発色がよくなります。コーヒーを濃くするほど、しっかりとしたブラウンカラーに染まってくれるでしょう。
自分で染めるオリジナルトートバッグが作れる販促STYLEのおすすめアイテム3選
ここでは、染色用にぴったりな「販促STYLE」のおすすめアイテムを3つご紹介します。
※トートバッグの染色については、使用する方法や染料により結果が異なります。ご不安な場合はサンプルをご注文いただき、事前にお試しください。
まとめ
トートバッグの染色は一見ハードルが高そうにみえるかもしれませんが、実は身近なもので簡単に染められます。使わずに眠っているトートバッグがあったり、シミや汚れが付いてどうしようか悩んだりしているときは、ぜひ自分だけのカラーに染めてみてくださいね。